対話による吉田寮問題の解決を求める教員有志の会

「対話による吉田寮問題の解決を求める教員有志」による呼びかけ、関連情報などを掲載するブログです。

公開シンポジウム「教員の立場で考える吉田寮問題」

 下記のように、公開シンポジウム「教員の立場で考える吉田寮問題」を開きます。たくさんの方のご来場をお待ちしています!


日時:12月19日(木)18:30~20:30
場所:総合研究2号館3階北側法科第二教室

https://goo.gl/maps/pxU9j6op4HLe8BrE9

発言(あいうえお順):

伊勢田哲治(文学研究科)
木村大治(アフリカ地域研究資料センター)
酒井敏(人間・環境学研究科)
高山佳奈子(法学研究科) 

司会:駒込武(教育学研究科)
※入場無料・事前予約不要

  12月26日、吉田寮生の立ち退きを求める裁判の第3回口頭弁論が京都地裁にておこなわれる予定です。ここでは大学が学生を訴え、裁判という形で大学運営上の問題の解決をはかるという異常な事態が進行しています。このようなやり方は教育・研究の場としての大学にふさわしいのでしょうか。
 この裁判では、吉田寮自治会と歴代学生部長・副学長との団体交渉で交わされてきた「確約書」の有効性が重要な争点のひとつとなっています。これを無効とする現執行部の見解は、大学当局と寮自治会の関係調整に腐心してきた学生部委員・学生生活委員会委員や職員の方々の労苦をも否定することにもなりかねません。裁判で争われているのは単に寮舎の老朽化の問題であるばかりでなく、寮自治の問題であり、さらには、一般の学生や教職員が大学の意思決定にどのようにかかわることできるのかという、学内民主主義の問題です。
 「対話による吉田寮問題の解決を求める要請書」呼びかけ人となった教員有志が発起人となって、シンポジウム「教員の立場で考える吉田寮問題」を開催することになりました。「教員の立場で」というのは、それを入り口として考えるという意味であり、教員の方はもちろん、学生・院生の参加も歓迎します。職員の方や市民の方とも一緒に議論をしたいと思います。たくさんの方のご来場をお待ちしています! 

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